サーバー監視コマンド TOP

サーバーでroot権限を与えられているならば以下コマンドくらいは覚えておきたい。

1. サーバーの稼働状況を確認するコマンド – “top”
SSH経由でアクセスして “top” コマンドを叩くとサーバーの稼働状況を確認できます。

Linux Command TOP

1行目のメッセージ

top – 23:59:59 up 365 days, 23:59, 123 users, load average: 0.01, 0.01, 0.01

左から
「現在時刻」 23:59:59
「稼働してからの日数(時間)」 365日と23時間59分
「現在サーバーにアクセスしているユーザー数」 123人
「過去1分」「過去5分」「過去15分」のロードアベレージ(サーバー負荷の指標)

2行目のメッセージ

Tasks: 100 total, 20 running, 60 sleeping, 20 stopped, 0 zombie

左から
「総タスク(コンピュータがしている仕事の単位)数」 現在100タスク
「稼働中のタスク数」 現在20タスクが稼働している
「待機中のタスク数」 現在60タスクが待機している
「停止中のタスク数」 現在20タスクが停止している
「ゾンビタスク数」 処理が完了していてもメモリから解放されていないタスク

3行目のメッセージ

Cpu(s): 0.0%us, 0.3%sy, 0.0%ni, 98.0%id, 0.0%wa, 0.0%hi, 1.7%si, 0.0%st

左から
「稼働中CPUのうちユーザーが利用している割合」 0.0%
「稼働中CPUのうちシステムが利用している割合」 0.3%
「Nice設定されたCPUの割合」 0.0%
「アイドル状態のCPUの割合」 98.0%
「終了待ち(WAIT)の割合」 0.0%
「ハードウェア割込待ちの割合」 0.0%
「ソフトウェア割込待ちの割合」 0.0%
「ゲストOSからのリソース要求に応えられなかった割合」 0.0%

4行目のメッセージ

Mem: 2009668k total, 1898168k used, 111500k free, 229572k buffers

左から
「合計メモリ量」 約1,962MB
「使用中のメモリ量」 約108MB
「未使用のメモリ量」約1,853MB
「バッファ(一時的に蓄えられているプリンタのキューのようなもの)メモリ量」 約224MB

5行目のメッセージ

Swap: 1052152k total, 132k used, 1052020k free, 1248188k cached

左から
「スワップ領域(メモリの一部をHDD上に一時的に置いて利用する領域。仮想メモリ)」 約1,027MB
「使用中のスワップ領域」 約132KB
「解放されているスワップ領域」 約1,027MB
「キャッシュされているスワップ領域」 約1,218MB

6行目以下(リストになっています)

 PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND

左から
「プロセスID」
「プロセスを実行しているユーザー」
「プロセスの優先順位」
「ナイス値(タスク・プロセスの優先度。高いほど優先的に扱われる)」
「プロセスの仮想メモリサイズ」
「プロセスが使用している物理メモリサイズ」
「プロセスが使用している共有メモリサイズ」
「プロセス状態」
※ R / 実行中
※ D / 割り込み不可能なスリープ状態
※ S / 割り込み可能なスリープ状態
※ T / 停止中状態
※ Z / ゾンビ状態
「CPU使用率」
「メモリ使用率」
「プロセスの実行時間(秒)」
「実行中のコマンド」
メモリやCPU、ロードアベレージが高くなりすぎた時は不要なプロセスを停止します
※ su – または sudo を使ってrootに切り替えないと停止操作はできません
1. k と入力してEnter (killの頭文字)
2. 該当するプロセスID (6行目以下のPID)を入力してEnter
3. 「kill PID (※プロセスID) with signal [15]:」と確認してくるので
例) 9 (※Killシグナルによるプロセスの終了) と入力して Enter
topコマンドのほかにも psコマンドで稼働状況を確認する方法もあります …